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災いが襲撃した地に広まる救いの便り

  • | 日本
  • 日付 | 2011年.9月.30日
_ 少し前に日本の仙台で起こった大地震でとても驚かれたことと思います。

仙台に大体2~30人のシオンの家族がいるのですが、地震が起こった当日は東京にいる私たちは生死をまったく知る道がありませんでした。仙台の家族たちに何百回も電話をかけましたが電波のため電話がつながりませんでした。航空機も飛ばず、道路という道路はねこそぎ断絶して仙台は完全に孤立した状態でした。一週間ほど過ぎて連絡できたのでしたが、皆無事でした。天の父と母が過越祭の御力で護ってくださいました。神様に心から感謝を捧げます。


_ 地震が起こった当時の状況を聞かせていただけますか?

その時は金曜日の午後の祈祷時間の少し後でした。急にガタッという音がして建物全体がひどく揺れました。地震は日本ではよく起こります。普通は30秒ほど揺れて止まります。その日もそれくらいで止まると思ったのですが、止まらないのです。3分もしませんでしたが私たちにはとても長い時間でした。祈るしかありませんでした。振動が止まると家族たちを捜しに駅の周りに行きました。駅の周りや広場は地震のとき安全な場所と教育を受けているので人々はそこに集まります。数千人の人々が緊張した状態で込み合っていました。その多くの人の中で家族を捜そうとするとあせり、仙台教会の家族まで連絡ができないので、どうすればよいか分かりませんでした。一人一人の魂が本当に貴いということが切実に感じられました。幸いにもシオンに全て無事に帰ってきて互いに抱きしめあいました。


_ 仙台で起こった地震が東京まで大きく感じられる程度だったら、本当にとてつもない地震だったようです。

世界の地震観測史上4番目に大きい地震だっただけ日本列島の半分が揺れました。仙台から東京の距離がほぼ400㎞、ソウルからプサンまでの距離だと見ればよいです。それなのに東京までその影響がおびただしかったです。人々のショックも大きいでした。国全体的に雰囲気も沈みました。早く福音を伝えなければならないという思いしかしませんでした。このようなことが起こる前に福音を伝えなさいと言われたのに…福音を伝えることをとても疎かにしていたと思われ御父様、御母様に本当に申し訳ありません。


_ 日本の家族たちは大丈夫でしょう。

ⓒ 2011 WATV
シオンの家族たちは一人の子も逃さず傷一つなく災いから救ってくださった神様に感謝しています。「そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり」(ルカ21:11)という預言を常に知識的に見ていましたが、今回現実に成就することを見ながら頭でだけ理解した過越祭の約束をはっきりと実感しました。私たちが守っている真理の価値と御言葉の力をつくづくと感じたと言えます。御母様の心も少しは分かりました。災いの前でなすすべがない人々があまりにもかわいそうじゃないですか。これからは口だけで「過越祭を守れば神様が災いから救ってくださいます」と伝えるのではなく、御母様の切実な心情を込めて伝えることができる信仰が生じたようです。


_ 以前とはシオンの雰囲気も変わったようですね。

非常状況になってみると、シオンの家族たちが自然に一つになりました。試みに陥った、傷ついたという問題は、家族たちには何でもないことのようになりました。早く一人の魂でも生かさなければという心だけです。今回日本の福音の門をぱっと開けてくださいという祈りをこめた家族たちの手紙を韓国に来るときに持ってきました。本当に皆宣教したくて胸が熱くなっています。
放射能問題で活動が自由ではありませんが、シオンの家族たちは大々的に過越祭を知らせるために聖書発表もたくさんし、ずいぶん前に真理を聞いた魂たちまで一人、一人に過越祭をとても熱心に伝えています。


_ 過越祭を伝え聞いた人たちの反応はどうですか?

心の門を開いて神様に出てくる人が多いです。その中にはシオンに出なくなった兄弟姉妹たちもいます。すでに多くの方が過越祭を守ると言っているので今回は多くの魂が御父様、御母様のところに帰ってくるのではないかと期待しています。


_ 話題を変えます。日本福音の展開過程について簡単な説明お願いします。

福音は逸早く伝えられましたが教会は2007年東京に初めて設立されました。以後、青・壮年たちが主軸になって宣教が活性化されながら日本福音に火が付きました。その流れが切れずにつながって魂たちが続いて群れになって来ましたが、御母様が電話をくださる度にいつも強調された部分が「実」でした。御母様の御言葉を胸に刻んで去年は家族たちの信仰を押し堅める時間を持ちました。内実がっちりしてきて働き手もたくさん養成されました。”


_ 福音の働き手がたくさん導びかれたというので本当に嬉しい事ですね。

ⓒ 2011 WATV
日本は聖書が分からない人が数知らぬ程多いので、初めは困難が多かったです。しかし、どんどん御言葉の勉強の体系を取り、聖書が事実であり神様の聖なる黙視だということをきちんきちんと知らせることができました。シオンの家族たちも聖書を理解した後、父なる神様と母なる神様の真理を聞くのですが、確かに御言葉を受け入れた信仰でキリストの存在を悟ったら働き手として早く成長するようです。このように、一人の魂が育つまでは一粒の実が腐る苦痛はありますが、その魂たちを通して神様が御恵みをくださるので教会が発展することができますね。


_ 実はその間、日本の福音が大変だという認識がありました。日本の福音を担当していらっしゃる宣教師はどう思われますか?

日本は仏教が強くて、あるいはこうこうで福音がうまくいかないという考えは誤った固定観念です。「だめだ」という考えのわくにはまっては、うまくいくこともうまくいきません。すべての福音は御父様、御母様が導かれます。このごろになって人々の心の門がたくさん開かれたことを見た自費糧宣教家族たちも、御父様、御母様がしてくださったら日本の福音も充分にうまくいくと感じています。日本は決して大変な所ではありません。このごろ新しい家族たちが急速に働き手として成長することだけ見ても、確かに日本の福音はあっという間に成されると思います。それで日本は無限なる可能性を持った福音の黄金畑だと話すことができます。


_ 定期総会を終えて帰るのですが、今回押し堅めた覚悟があるのでしょうか?

定期総会は初心に帰って今一度真理を胸に銘じる時間でした。御母様が感動でされた御言葉一語一語を貴く伝えるのが、福音の秘訣であることを知らせてくださいました。私のそういう心が足りなくて家族たちも悟ることができなかった部分が多くなかっただろうかと思われ申し訳ない気持ちでした。
今回日本に帰ったら職分、職責を持った家族だけではなく、すべての家族たちと御言葉を通して御父様、御母様の御恵みと愛を一緒に分けたいです。御言葉の御力と感動を重ねて受けた働き手たちがたくさん出たら神様が誰をどこに送ろうと心配がないはずです。共に御父様、御母様の栄光が日本列島の端から端まで迅速に伝えられるでしょう。”


_ これから日本教会の望むことがおありとしたら?

日本は行政区域が1都(東京都)、1道(北海道)、2府(大阪府、京都府)、43県に分けられます。まだ福音が伝わらない地域が多いです。今回の大震災を経験してからその間福音に最善をつくすことができなかったようで、とても心が痛いです。今年は力強く福音を成して御母様に多くの喜びを差し上げたいです。日本全域に働き手を派遣して、シオンを建設して、一人の魂でももっと救いに導いて2011年は日本の福音を完成する年になるように私たち皆ありったけの力を発揮して熱心に走ることでしょう。