ⓒ 2017 WATV
春の日差しがそそぐ日だまりに、萌黄色の若葉がそっと顔を見せた3月12日、第12回外国語聖書発表力コンテストが開かれた。オクチョンGo&Come研修院では、様々な外国語が休むことなく聞こえてきた。海外宣教を希望し、外国語を勉強して来た聖徒たちが積極的に参加したこのイベントには、大学生、社会人聖徒たちと国内牧会者など約5千人が出席した。
本格的なコンテストに先立ち、母は天の子供たちが各自に許されたタラントンで福音の夢を成し遂げるようにお祈りしてくださった。さらに、「世界各地には言葉が通じなくて、福音を聞けていない人が多い。磨き上げた聖書の御言語と外国語の力で、全人類に霊的糧を十分に伝え、『私の羊を飼いなさい』と言われたお申しつけに従おう」と呼びかけられた(ヨハ21:13-17、マコ16:15)。
総会長金湊哲牧師は「福音のために時間をかけて尽力し、また努力することだけでも、神様が喜ばれること」と言い、参加者たちを激励した。「今は、聖書の教えを実践して、世界福音を完成させる預言成就の時代」と強調した金湊哲牧師は「不慣れな外国語を勉強しながら、意味深い挑戦に乗り出した皆さんに、今日一日が、単に外国語の実力を競う時間ではなく、魂を生かす知恵と勇気を得て、世界に足を踏み出す出発点になることを願う」と述べた(ヤコ2:14-26)。
コンテストは英語・ヒンディー語・ロシア語など9つの言語部門、計160組に分かれて行われた。参加者の大部分は20~30代の青年層で、外国語の実力は、ネイティブから始まって今ちょうど言葉を習い始めた子どものレベルまで、千差万別だったが、覇気と情熱だけは等しかった。
「God teaches us that we are the children of God. 英語 神様は私たちが、神様の子供であることを教えてくれました。」
「Мы наследуем Плоть и Кровь Бога через Пасху. ロシア語 過越祭で神様の肉と血を受け継ぎます。」
ホワイトボードに外国語をきちんと書きながら、聖書の真理を発表した彼らは、これまで準備した全てを2時間余りの間、注ぎつくした。ロシア語部門を審査したイリナ(Hovar Iryna ロシア学科教授)採点官は「福音を伝えようと、他の国の言葉まで習っている信仰と意志が羨ましいし、ありがたい。私の国、私の故郷にも喜んで福音を伝えてくれる彼らの汗と努力が、多くの魂を救いに導いて、彼ら自身の未来にも良い影響を及ぼすことと思う」と感想を述べた。
大会終了後、発表点数と事前に実施された筆記テストの点数を合算し、最終78人の受賞者が選ばれた。受賞者に賞状を授与されて、祝いの御言葉を伝えられた母は、参加者全員に拍手を送られながら、全員の未来に祝福が共にあることを望まれた。
日本語部門で受賞したワン・カラム(釜山、大学生)姉妹は「本を買っておいても地道に勉強できなかったが、今回、具体的に勉強の計画を立てて実践し、合間合間の時間も充実した時間を過ごすことができた。一生懸命勉強した日本語を福音に積極的に活用する」という熱意を示した。メキシコでのボランティア活動が記憶に残るというファン・イヒョン(軍浦、社会人)姉妹は「高い障壁のように感じられる場合もあるが、実は外国語は、世界と私を繋いでくれる飛び石だ。言語も信仰も準備できた働き手になって、愛と助けを必要とする場所に行き、悔いのない時間を過ごしたい」と福音の望みを明らかにした。
これまで、外国語聖書発表力コンテストは、聖徒たちの言語の実力向上はもちろん、信仰の視野を広げ、海外宣教と奉仕に対する関心と情熱を呼び起こす行事と位置付けられて来た。70億人類宣教運動の熱気が盛り上がっているだけに、コンテストは定期的に開催される予定だ。