
ⓒ 2005 WATV
初めてこのオーストラリアに派遣された時私の心は不慣れな所に対するときめきもあったが率直にいって憂慮する心がもっと大きかったです。しかしそれも少しの間、御父様 御母様が共におられるのを信じて神様の御旨に従ったのでいつのまにかメルボルンのシオンは予備されていた家族で満ち始めました。
“あなたの民は進んであなたを迎える/聖なる方の輝きを帯びてあなたの力が現れ/曙の胎から若さの露があなたに降るとき(詩110篇3節)”と仰せられた預言の御言葉につれ多くの青年が海外福音に先立っているこの時、メルボルンのシオンにも青年の苦労と努力で全世界の民族が群がって来ています。
現在メルボルンのシオンにはワーキングホリデー(Working Holiday、合法的に働きながら旅行経費にあてるように許容してくれる制度)でオーストラリアに来られた姉妹がいます。姉妹は韓国でも熱心に福音に先立った賢い福音の働き手です。
わが夫婦が初めてメルボルンに到着してどうしていいかわからなかった時姉妹に会って、私たちはお互いに慰めになりました。私たちは福音の働き手である姉妹をここに送ってくださった神様の御旨がメルボルンに確かに天の家族がいるからだという確信を持つようになりました。
ここに教会が建てられる前に先に来られた姉妹は礼拝日になれば一人で敬虔に礼拝を献げながら時間ができ次第聖書研究をしたと言います。姉妹が泊っている家で生活している現地人青年に、姉妹が聖書の御言葉を教えてあげたと言います。結局青年は神様の子になる祝福にあずかって今は礼拝に全員参加して神様の愛を一緒に分ち合っています。
その後、韓国からまた他の青年二人がオーストラリアに来られてメルボルンのシオンは福音の種を撤くよい雰囲気になりました。まだ言語能力が充分でなくて勉強した真理の御言葉を覚えて伝える立場ですが多くの人が共に勉強したから英語に対する怖恐どころかむしろ福音を伝える力が生じました。
しかし祈りが不足だったせいなのかしばらく、実を結ぶことができなくて息苦しさと罪を犯かしているような心で、だけ一杯でした。私たちはꡒ確かに神様の御声に聞き入る人がいるはずだꡓという信仰で心を合わせて切に祈りを献げました。
神様は熱情あふれる夜明けの青年に大きな贈物をくださいました。シオン近くに住む青年女性お二人に会うようにしてくださったのです。新しい契約の御言葉を聞いた二人は神様の真理だということを悟って安息日にシオンに尋ねて来ると約束しました。
約束どおり二人の姉妹は安息日に来られて罪の赦しの祝福を受けて神様の子に新たに生まれるようになりました。そしてその日礼拝を献げた後、必ずご兩親も連れてくると言いながら喜びました。二人の姉妹は皆カトリックの家で生まれて幼児洗礼を受けたが新しい契約の真理を悟って礼拝ごとに来られて熱心に聖書を研究しています。
またシオンの隣りには中国から移民に来 た姉妹が住んでいらっしゃいます。姉妹は神様の子に新たに生まれる前から時々 シオンに尋ねて来て私たちと一緒にお茶を飲んだり食事をしたりしました。私たちはわが教会が神様の御言葉どおり行う教会だと説明してあげて少しずつ新しい契約の真理を伝ました。ある日姉妹は礼拝時間をメモして下さいと言いました。
私たちは土俗信仰に慣れて真の神様が分からなかった姉妹の魂のために神様に祈りましたが、ある日礼拝が始まる時、まさにその姉妹が来たのです。禮が終わった後姉妹は神様の子になる祝福にあずかって私たちと一緒に天の家族になりました。

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その後ニュージーランドのシオンで真理を迎えた姉妹がいらっしゃいました。オーストラリア現地人であるこの姉妹はここメルボルンに居所を移すようになったのです。このようにしてメルボルンのシオンにはより多くの家族が一緒にいるようになって、続けて世界へ散らばった天の家族が尋ねて来ています。
このように神様の祝福によって一人一人の魂が満たされたメルボルンのシオンはいまは礼拝日になれば窮屈に感じられるほどです。まだ微弱ですが日ごとに恵ましい讃美を献げています。この時代を救われるために来られた真の神様を悟った家族のア-メンの声がますます高まっています。
白豪主義(白濠主義、過去オーストラリアで有色人種を排斥した白人のための政策)が広まっていたこの国にも、色は違うが神様の御言葉に従う現地人を見るとまことに神様の大きい権能を実感しざるを得ないです。
ヘブライ人への手紙11章に使徒パウロが証しをした信仰人の中、神様の命令に行き先も分からず進んだアブラハムの姿が思い浮かびます。故郷を離れて未知の地に向かってひとえに神様の御言葉のみ信じて神様に頼りながら進んだ信仰の先祖アブラハム。
“…「あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。… 地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る。」(創12章1~3節)”と仰せられた神様の御言葉に従ったアブラハムは大きい祝福にあずかってꡐ 多くの国民の 父'という名前まで得ました。
私たちはアブラハムのような信仰でこの不慣れな地で他の民族と神様の愛を分ち合おうと思います。メルボルンのシオンで起きた福音の業を通じてꡐこの不慣れな所で、その上に白人文化の高い障壁がある所で果たして何人のシオンの家族を捜すことができるか'という愚かな考えを振り落とすようになって、多くのことを悟るようになりました。これからはここに予備された家族が多いと確信してその家族を早く捜して神様の懐に導こうという心だけ溢れています。
不足な私たちを選ばれて新しい契約の真理によって白人、黄色人、黒人等すべての民族を一つになるようになさった御父様 ㆍ 御母様に心から感謝いたします。
メルボルのシオンの家族はすでに一つになったし、世界へ散らばった兄弟姉妹を捜すことにすべてのものが準備されています。これからはひとえに兄弟姉妹を捜すことに力をつくします。いつも信仰どおりになると言われた神様の御言葉を忘れないで実践して聖霊の実をふさふさと結ぶメルボルンのシオンになります。