2018秋季ASEZ WAOボランティア活動
ⓒ 2018 WATV
「美術専攻を生かして、奉仕したいと思っていたんですが、このような機会が得られて嬉し いです。壁画が描 えが かれたこの道が住民たちにとって、写真に残したいと思うほど、美しく楽し い空間になったらいいと思います。」(ゴン・ソヨン、22、韓国南楊州、建築設計)
「独りで苦労して生活しているお年寄りがこんなに近くに、こんなに多くいらっしゃるとは 思わなかったです。機会があれば、これからも周りにいる隣人の手助けをしてあげたいで す。」(チェ・ヒョンソク、29、韓国牙山、生産管理)
病みつつある地球の環境改善と、人々の認識改善のために、世界各地で様々な活動を繰り広げる社会人青年奉仕団ASEZ WAO(アセズ ワオ)が、再び意気投合した。10月7日、休日を利用して、韓国各地でボランティア活動が実施されたのである。
自治体と連携して、至急、助けを必要としている場を確認した青年たちは、腕まくりをして 現場に駆け付けた。人手不足に悩まされている農家では、サツマイモ・柿・薄 荷の収穫を手 伝い、ニンニクの 苗え やねぎ植え、リンゴや 唐辛子の収穫など、様々な作業を手伝い、農夫の 心配を軽くしてあげた。体を動かすのが不自由なため、数年間掃除する気にもなれなかったという独居老人の家庭を訪ねて、家の内外をきれいに掃除したり、敬老堂を掃除したりし て、お年寄りに快適な環境を提供したりもした。犯罪の恐れがある路地には、明るいイメー ジの壁画を描き、海水浴場をはじめ湖や散策路では、ゴミを拾い、違法の張り紙をはがし て、清潔の維持に力を尽くした。アメリカのソルトレイクシティ、南アフリカ共和国のプレトリ アなど、海外でも現地の社会人青年たちが壁画を描くなどの活動で、地域社会に温もりを 伝えた。
韓国の天安市に住む独居老人の家を掃除した青年たちに拍手を送ったグ・ボンヨン天安 市長は「生活苦と健康悪化で基本的な人権である衣食住さえ脅かされている一人暮らしの 高齢者が多い。皆さんのボランティアは、お年寄りに大きな幸せをプレゼントするだけでな く、地域の青少年たちにも良いお手本になるだろう」と激励した。サツマイモの収穫を控え、 人手が足りず気をもんでいたというチョン·オクブン(75、韓国江華島)氏は「一人でやれば 何日してもできないことだった。本来休むべき休日を返上して助けてくれて、とてもありがた い」と言って、青年たちの背中をポンポンと叩いた。
子供たちの面倒を見る母の愛で一つになり、隣人と社会を顧みて、環境を保護するという 目的で発足したASEZ WAOは、青年特有の熱情と実行力により、多方面で活躍している。国 連SDGs(持続可能な開発目標)に対する認識の高揚と履 行にも励むASEZ WAOは、各分野 で働いている社会人の特性を考慮し、定期的かつ幅広いボランティア活動をこれからも続 けていく予定だ。
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